企業向け資金需要は小幅改善-日銀の銀行貸出アンケート調査

【記者:Keiko Ujikane、亀山律子】

10月22日(ブルームバーグ):日本銀行が22日発表した「主要銀行貸出動 向アンケート調査」によると、過去3カ月間に企業向け資金需要がどのように変 化したかを示す「資金需要判断DI」はゼロとなり、今年7月の前回調査(マイ ナス2)から小幅改善した。米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ロー ン問題で米景気や世界経済の見通しに不透明感が漂っているものの、企業の設備 投資意欲は依然堅調であることが示された。

「主要銀行貸出動向アンケート調査」は四半期に1度、貸出残高が大きい50 の金融機関を対象に行っている。調査対象が貸出残高合計に占める比率は74%。 「資金需要判断DI」は、一定の算式の下で貸し出しが「増加」ないし「やや増 加」した金融機関から、逆に「減少」ないし「やや減少」した金融機関の比率を 差し引いたもので、プラスの場合には増加、マイナスの場合は減少を示す。

日銀が11日に発表した貸出・資金吸収動向等によると、9月の銀行貸出平 均残高は前年同月比0.6%増と20カ月連続のプラスとなった。また、9月調査 の短観では、大企業・全産業の2007年度設備投資計画は前年度比8.7%増と前 回調査(同7.7%増)から上方修正された。