中国とベトナムには過熱リスク、通貨上昇の容認を-IMFリポート

国際通貨基金(IMF)は19日、リポ ートを発表し、中国とベトナムが景気過熱とインフレ高進を回避するため、通 貨の一段と速い上昇を容認すべきであるとの見解を示した。

IMFは2008年のアジアの成長率見通しをわずかに下方修正。一部の国 が景気の過熱リスクに直面しており、現実のものにならないようリスクを軽減 するよう求めた。

中国経済は輸出と設備投資主導で成長している。中国人民銀行は株式市場 と不動産市場の投機熱を冷まし、過去10年で最高となっている物価上昇率を 抑制するため、政策金利を9年ぶりの水準に引き上げ、今年に入り市中銀行向 けの準備預金率を8回引き上げている。

IMFは「中国は成長を持続的なペースに抑制するため、金利上昇を通じ て資本コストを引き上げ、人民元の上昇を通じて輸入価格を引き下げる必要が ある」と指摘している。