欧州株(19日):続落、信用不安で銀行株安い-アストラゼカ下落

欧州株式相場は続落。米銀ワコビアが融資 焦げ付きが膨らむとの見通しを示したことを受けて、信用市場の混乱がまだ最悪 期を終えていないとの懸念が強まった。

英銀大手のHSBCホールディングスと独コメルツ銀行は下落した。英製薬 大手のアストラゼネカはここ半年で最大の下げとなった。同社がぜんそく治療薬 の特許を失ったことが売りにつながった。

ダウ欧州株価指数は前日比0.7%安の380.88で終了した。週間ベースでは

2.5%下げた。ダウ欧州50種株価指数は0.7%下げ、ダウ・ユーロ50種株価指 数は0.2%低下した。

ドイツ銀行(ミラノ)のジョルジオ・マスケローネ最高投資責任者(CI O)はワコビアの決算内容について、「銀行業界にとっては芳しくないニュース だ」と指摘し、「各行の決算内容はまちまちで、全体の状況ははっきりしない」 と語った。

アストラゼネカ

HSBCは2.1%安、コメルツ銀行は2.2%下げ、フランスの大手銀行、B NPパリバは1.3%下落した。

アストラゼネカは3.6%安と、4月以降で最大の値下がり。欧州当局は同社 のぜんそく治療薬「シンビコート」の特許を取り消した。UBSのアナリストら はアストラゼネカ株の投資判断を「中立」から「売り」に引き下げた。

英広告大手のWPPグループは4.2%安。同社の第3四半期の売上高がアナ リスト予想を下回ったことが響いた。

仏鋼管メーカーのバルーレックは1.1%高。ロシアのガスプロムが仏ボロー ル・グループからバルーレック株を取得するとの観測が広がった。

英住宅建設業者

企業買収の観測を背景に英住宅建設業者の株価が高い。ベルウェイは2%、 レッドロウは3%それぞれ上げた。ボビス・ホームズ・グループは0.8%安。

英パンミュア・ゴードンのアナリスト、マーク・ヒューズ氏はインタビュー で、最も買収の標的になりやすいのはレッドロウとベルウェイ、ボビスだと語っ た。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比81.50ポイント(1.2%)安の6527.90。FTオー ルシェア指数は同39.99ポイント(1.2%)下げて3355.25。

ドイツのDAX指数は37.28ポイント(0.5%)安の7884.12。HDAX指 数は20.89ポイント(0.5%)低下し4041.83。

フランスのCAC40指数は前日比26.76ポイント(0.5%)下げ5740.48で 終了した。

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