米投信「ブランデーワイン」:オラクルやアップル株買い入れで好調

ウィリアム・ダロンゾ氏が運用する48億 ドル(約5500億円)規模の米投資信託「ブランデーワイン・ファンド」は今年、 米株式市場の指標、S&P500種株価指数の倍のリターン(投資収益)となって いる。同ファンドの31人から成るアナリストが徹底した調査を行い、オラクル やアップルの株式を買い入れたことが好調の要因だ。

米投信調査会社モーニングスターによれば、ブランデーワインの年初来リ ターンはプラス22%。高成長企業に投資する競合投信の平均、プラス19%を上 回っている。S&P500種指数は今年、10%高にとどまっている。

ブランデーワインのアナリストは、世界3位のソフトウエアメーカー、オ ラクルの幹部や顧客、競合企業への電話や訪問を繰り返し、その調査の結果得 た結論が、ダロンゾ氏が昨年前半にオラクル株に投資する決め手となった。オ ラクルは現在、ブランデーワインの最大の投資対象で、全資産のほぼ5%を占 める。オラクル株はニューヨーク市場で今年25%高となっている。

ダロンゾ氏は電話インタビューで、「オラクルは多くの企業を買収しよう と試みていたが、アナリストらは懐疑的だった。われわれはオラクル製品を扱 う小売り会社を取材し、その結果、多くのソフトを売り上げていることが分か ったというわけだ」と述べた。

ダロンゾ氏は判断ミスもしている。ブランデーワインは4月、アップル株 を売却した。アップル製コンピューター「マッキントッシュ(Mac)」の販 売が落ち込むとの予想からだ。だが、アップル株は値下がりせず、同氏は5月 にアップル株を売却時より15%割高な価格で買い戻した。アップル株はその後、 約66%上昇。ブランデーワイドの全資産の3.5%を占めている。

ブルームバーグのデータは、ブランデーワインの過去3年間の平均リター ンが年率プラス21%と、S&P500種の上昇率14%を上回っていることを示し ている。

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