バフェット氏:ベアーSとカントリーワイド株は敬遠-FBN(2)

資産家ウォーレン・バフェット氏は18日、 メディア大手、米ニューズ・コープ傘下のフォックス・ビジネス・ネットワー ク(FBN)とのインタビューで、同氏が率いる保険・投資会社バークシャー・ ハサウェイが米証券会社ベアー・スターンズ株を購入することはないと語った。 また、米住宅金融大手カントリーワイド・ファイナンシャル株の購入を真剣に 検討したことはないと述べた。

同氏はまた、バークシャーが保有していたペトロチャイナ(中国石油)株 すべてを売却したことを明らかにした。経済専門テレビのFBNは今週、放送 を開始した。

バフェット氏は、同氏がベアー・スターンズ株の最大20%を購入する可能 性があるとの米紙ニューヨーク・タイムズの9月の報道を否定し、「間違った 報道だ」として、ベアー・スターンズ株を「購入する考えはなかった。根拠の ない記事だ」と話した。

バフェット氏によると、同氏は8月にカントリーワイド株が下落した際に、 カントリーワイドと接触した。カントリーワイドにはバークシャーが関心を持 つような包括的な計画がなかったとバフェット氏は述べた。

バフェット氏は、カントリーワイド株もホブナニアン・エンタープライゼ ズ株も買っていないと語った。高級住宅建設会社のホブナニアンには、買収対 象となるとの観測が出ている。同氏は、両社ともに割安感はないと指摘した。

バフェット氏はまた、苦境にあるストラクチャード・インベストメント・ ビークル(SIV)から資産を買い取る800億ドル(約9兆2300億円)規模の 基金を設立するという米財務省主導の計画には疑問を呈し、「住宅ローン資産 を集めたり所有者を変えたりすることで、借り手の返済能力が変わるとは思え ない」と指摘。各社が「バランスシートに明記し、皆に状況が分かるようにす る方がいい」との考えを示した。

またバフェット氏は、ペトロチャイナ株売却の決定は「100%」株価に基づ いたものだと語った。ペトロチャイナの親会社が人権侵害で米国に批判されて いるスーダンで事業を行っていることから、人権団体はバフェット氏にペトロ チャイナ株売却を求めていた。

バークシャーが前回に明らかにしたところによると、同社は9月30日時点 でペトロチャイナ株3.1%を保有。2006年末には10%超を保有していた。

バフェット氏は、保有している外貨のなかで5月に公表していなかったの はブラジル・レアルだったことを明らかにした。過去5年で米ドルに対して2 倍に上昇したと指摘した。ただ、レアル買いを勧めることはしないとして、「わ れわれも近く売却するかもしれない。大きなポジションではない。1億ドルの 利益が出るだろう」と述べた。

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