イランとベネズエラ:石油開発合弁企業設立へ-世界でメジャーに対抗

イランとベネズエラは、世界各地でのエ ネルギー開発を目指し、10億ドル(約1150億円)規模の合弁企業を設立する 見通しだ。この合弁企業設立により、両国は、英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェ ルやイタリアのENIなどにとって事業環境が厳しさを増している国々でプロ ジェクトを進める。イランとベネズエラは、世界の原油生産の約9%を占める。

イラン国営のペトロパルスのベネズエラ部門責任者、モハマド・アリ・タ レビ氏は17日、テヘランにある本社でインタビューに応じ、合弁企業のベネ ズエラ-イラン石油・ガス会社(VENIROGC)が、欧州のある国で年末 までに登記される見込みであることを明らかにした。

VENIROGCの役員でもあるタレビ氏は「シェブロンやENIなどの 企業を目指している。生産からガソリンスタンドまでを手掛ける国際的な石 油・ガス事業を構築する予定だ」と述べた。

イランのアハマディネジャド大統領とベネズエラのチャベス大統領は、両 国が加盟する石油輸出国機構(OPEC)の枠組みの外での協力を強化してい る。イランでは、6月に燃料の配給制が導入されたことへの反対運動が暴動に 発展し、混乱が続いたため、チャベス大統領はイランへのガソリン供給を開始 した。

VENIROGCには、国営ベネズエラ石油(PDVSA)とペトロパル スが50%ずつ出資する予定。タレビ氏によると、VENIROGCは従来の合 弁事業とは異なり、ボリビアなど両国以外の国々での石油・ガス開発に重点を 置く。本社は、スペインかオランダに置くことが検討されている。