日本株は反落で始まる、米銀の業績悪化で銀行安い-円高で輸出も軟調

週末の東京株式相場は、反落して始まっ た。18日発表の米バンク・オブ・アメリカ(BOA)の7-9月業績が大きく 悪化したことによる信用懸念から、みずほフィナンシャルグループなど銀行株 に売りが先行。円高の進行からトヨタ自動車やキヤノン、コマツなど輸出関連 株も安い。原油価格高騰によるコスト高懸念から、三井化学など化学株も軟調。

十字屋証券第1ディーリングチームの岡本征良チームリーダーは、「為替 の円高水準をどう評価するのか、きょうは為替動向をにらんだ1日となりそ う」と見ている。

午前の外国為替市場ではドル・円相場は1ドル=115円30銭台の動き。米 景気懸念や利下げ観測による円キャリー取引の解消により、18日のニューヨー ク外国為替市場では1ドル=115円29銭と10月2日以来の円高となった。

午前9時15分時点の日経平均株価は前日比239円18銭(1.4%)安の1 万6866円91銭、TOPIXは23.40ポイント(1.5%)安の1594.35。東証1 部の売買高は概算で2億414万株。値上がり銘柄数は195、値下がり銘柄数は 1373。

朝方の東証業種別33指数の騰落状況は、値上がり業種が3、値下がり業 種が30。その他金融、鉱業、空運が高い。銀行、電気機器、輸送用機器、化学、 情報・通信、鉄鋼、不動産、電気・ガスは安い。

BOAは32%減益に

米銀2位のBOAは18日、7-9月期(第3四半期)の純利益は前年同 期比で32%減益(1株当たり82セント)になったと発表した。トレーディン グ損失や貸出先の債務不履行、評価損が響き、1株当たり利益はブルームバー グがまとめたアナリスト16人の予想平均である1.06ドルを下回った。同社は 投資銀行業務を縮小する計画も打ち出した。

リケンが反落、協和発酵は買い気配

個別では、9月中間期の連結純利益が前年同期比44%減の13億円になっ たもようのリケンが反落。9月中間期の連結営業赤字が拡大見込みとなったダ イダンは売り気配。

半面、キリンホールデングスが医薬品の協和発酵を買収する方向で同社と 交渉に入ったと19日付の日本経済新聞朝刊が報じ、キリンは小幅高。協和発 酵は買い気配となっている。