【個別銘柄】三井物、イビデン、トキメク、旭硝子、川崎重、マツキヨ

18日の日本株市場における主な材料銘柄 の値動きは以下の通り。

三井物産(8031):3.4%高の3010円と続伸し、上場来高値を更新した。 17日のニューヨーク原油先物相場はバレル当たり一時89ドルと過去最高を記 録するなど市況上昇の流れが継続しているうえ、前日波乱となったインド株な どアジア株が落ち着きを示したことも不透明感の払しょくにつながった。三菱 商事など他の商社株や新興国関連企業も高い。

イビデン(4062):550円(5.9%)高の9900円と連騰。半導体世界最大 手の米インテル向けのICパッケージなどを手がけ、米国時間16日に発表さ れたインテルの7-9月(第3四半期)業績が市場予想を上回る好調ぶりで、 国内関連メーカーも恩恵を受けるとの期待感が高まっている。同業の新光電気 工業(6967)は5.1%高の2890円、日本特殊陶業(5334)も4%高の1821円 と続伸した。

トキメック(7721):80円(34%)高の316円と値幅制限いっぱいのスト ップ高。自動操舵装置など船舶機器が造船メーカー向けに伸びており、一部報 道を受けて業績期待からの買いが膨らんだ。18日付の日本経済新聞朝刊は、9 月中間期連結経常利益が前年同期比2.2倍と従来予想を上回って過去最高にな ったもようだと伝えている。東証1部値上がり率首位。

旭硝子(5201):4.7%高の1642円と5日ぶりに急反発。欧州でのガラス 事業や電子・ディスプレー事業が順調に推移し、2007年12月期業績が会社計 画を上回るとの期待感が高まっている。CLSAアジアパシフィック・マーケ ッツでは「買い」判断を強調。

マブチモーター(6592):2.8%高の7950円。一時は3.4%高の7990円ま で買い進まれ、2004年10月28日以来、約3年ぶりの高値を付けた。主力の自 動車電装機器向けのモーターが好調に推移、中長期的な収益拡大が期待されて いる。

日本高純度化学(4973):4.1%高の51万3000円と4日続伸。8月1日 以来、2カ月半ぶりに50万円の大台を上回った。18日付の日本経済新聞で、 08年3月期の年間配当が従来予想の6000円から8000円に増やす公算が大きい と報じられたため、株主還元姿勢を評価する買いが膨らんだ。

日清オイリオグループ(2602):1.4%高の498円と反発。アクサ・グル ープの全額出資子会社の資産運用会社、アクサ・ローゼンバーグ証券投信投資 顧問が日清オイリ株を発行済み株式総数の5%超保有していることが分かった。 同社株は、日経平均株価から除外された直後の10月2日に年初来安値を付け、 その後も安値圏で低迷していただけに、反動を狙った買いも入りやすかった。

川崎重工業(7012):4.9%高の446円。前日比変わらずを含めると、今 月9日以来の7営業日ぶりの上昇となった。午前の取引終了後、07年9月中間 期連結の業績予想を修正すると発表。コストや固定費削減のほか為替円安など で利益予想を上方修正したことで、午後の取引で急騰した。

住友化学(4005):3.7%高の1031円と3日続伸。一時1026円と年初来 高値を更新した。2008年末の稼働を目指し、半導体製造向け樹脂工場を約120 億円を投じて新たに建設すると18日付の日本経済新聞朝刊が報道。伸びが見 込まれるデジタル素材分野での積極的な投資姿勢が好感された。

ジェイエイシージャパン(2124):1000円(15%)安の5620円と制限値 幅いっぱいの下落。主力の人材紹介事業の拡大を見込んでいたものの、人材育 成の遅れなどが響き、2007年12月期の単体営業利益が過去最高益から一転し て大幅減益になる見通しに修正した。積極的な人材採用で経費も膨らんでおり、 売り注文が膨らむ要因となった。約9000株の売り注文を残した。

富士通コンポーネント(6719):9.5%高の15万円とほぼ3カ月ぶりの高 値水準まで買われた。入出力デバイスやリレーなどが情報通信産業や自動車業 界向けに好調で、今期(08年3月期)業績予想を増額修正した。経常減益予想 が一転して8%の増益見通しになったため、投資家の買いが集まった。

マツモトキヨシホールディングス(3088):12%高の2050円と4日ぶり に急反発。17日に250万株を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、 M&A(企業の合併・買収)など機動的な資本政策をテコとする中期事業戦略 が評価された。買付予定株数が発行済株式数の4.7%に達することから、下値 が限定されやすいとの需給改善期待も手掛かりとなっている。

ソフトバンク(9984):2.3%高の2635円と反発。同社が直接・間接的に 33%を保有する中国Alibabaグループ子会社が香港証券取引所に上場す ることで、保有株の含み益拡大が期待されている。クレディ・スイス証券では 同上場を評価して目標株価を2880円から3120円へ引き上げた。

USEN(4842):100円(13%)高の885円と値幅制限いっぱいのスト ップ高。8月1日以来、約2カ月ぶりの高値水準に戻した。ブロードバンド・ 通信事業が好調で、前日17日に発表した前期(07年8月期)決算が市場予想 を上回ったことを受け、業績に対する慎重な見方が後退した。

日本インター(6974):19%安の290円と6日続落。東証1部値下がり率ト ップとなった。液晶テレビ向けの8インチ新商品が計画ほど良くなかったとし て半導体素子製品の低迷を主因に9月中間期と08年3月通期の業績予想を減 額修正した。業績への失望売りが膨らんだ。東証1部値下がり率首位。

愛知製鋼(5482):4.4%高の662円と大幅反発。主力である自動車向け 鋼材の販売が堅調に推移しているうえ、新工場での鍛造生産の稼働率上昇が利 益を押し上げている。9月中間期利益が従来予想から上振れる見通しとなった ことで、収益性改善への取り組みを評価する買いが先行した。

宮入バルブ製作所(6495):8.6%高の152円と続伸。一時12%高の157 円まであった。17日の取引終了後に、発行済み株式総数の7.12%に当たる200 万株、金額で3億6000万円を上限とする自社株買いを実施すると発表し、需 給好転を見込んだ買いが先行した。実施期間は18日から08年3月31日まで。

紀文フードケミファ(4065):7.3%安の1024円と急落し、東証1部値下 がり率3位となった。UBS証券では豆乳回復の兆しはまだみられず、9月中 間決算発表時に業績予想の下方修正リスクがあると指摘。投資判断を「売り」 へ引き下げた。東証1部値下がり率3位。

日本バルカー工業(7995):9.4%高の418円と急反発。石油化学や鉄鋼 業などの各種プラントの配管に使われるシール材の需要が拡大、会社計画を上 回る業績進ちょくをみせている。繰延税金資産の追加計上などで2008年3月 通期の1株利益が大幅に高まる見通しになり、買いが集中した。

双日(2768):3.7%高の532円と5営業日ぶりに反発。商社株全般の上 げが目立つ中で、自動車や資源事業の好調で2007年度の通期業績が従来予想 を上振れるとの一部報道が材料視された。

エフ・シー・シー(7296):5.8%高の2035円と6営業日ぶりに急反発。 北米とタイの海外子会社の業績が好調なことを背景に、同社は17日、9月中 間期の業績予想の上方修正を発表した。これを受けて、2008年3月期業績の上 振れ期待がさらに高まっている。

ミクシィ(2121):16%高の135万円と大幅続伸。一時は値幅制限いっぱ いのストップ高となる136万円まであった。サービス拡充でSNSの会員数や ページビュー(PV)が順調に増加し、付加価値の高い広告の収入が伸びてお り、前日17日に07年9月中間期の業績見通しを上方修正した。通期計画に対 する進ちょく率が高くなったため、成長スピードの加速期待が高まっている。

明豊ファシリティワークス(1717):8.2%高の185円と急反発。一時 13%高の193円まで買われ、約1カ月半ぶりの高値水準を回復。オフィスビル 設備などの設計、施工管理会社。17日の取引終了後に発行済み株式総数の

6.7%に当たる85万株、金額で1億6500万円を上限とした自社株買いを実施 すると発表、買い主体の登場による株価の下支えを見込む動きが活発化した。

ゴールドクレスト(8871):6.9%高の5110円と3日ぶりに反発。新築分 譲マンションの販売が好調に推移する一方で、広告宣伝費を中心に経費も圧縮 し、07年9月中間期の連結純利益は前年同期比27%増の59億円になったもよ う。前回予想は45億5000万円だった。08年3月通期の予想は据え置き。

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