スイスのノバルティス7-9月期:純利益が急増-部門売却で

スイス製薬最大手のノバルティスが18日 発表した2007年7-9月(第3四半期)決算は、健康食品部門とベビーフード のガーバーを食品メーカーのネスレに52億ドル(約6000億円)で売却した結 果、純利益が大幅に増えた。

純利益は68億6000万ドル(1株当たり2.97ドル)と、前年同期の18億 7000万ドル(同80セント)から増えた。継続事業ベースの利益は18億ドルと なり、ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト9人の予想中央値に一 致した。売上高は前年同期比9%増の96億ドル。同社は米国で1260人を削減 する計画を明らかにした。

ノバルティスは、既存製品の販売停止や後発医薬品メーカーによる競争で 減少した売り上げを補う新製品の投入待ちの状態にある。年売上高10億ドルが 期待される鎮痛剤「プレクシージュ」は9月に、米当局の承認を得られなかっ た。

バンクハウス・メツラー(フランクフルト)のアナリスト、カールハイン ツ・シェーネマン氏は、「魅力的な新薬がパイプラインにあることはプラス」 だが、「承認の遅れが株価の重しだ」と話す。

ノバルティスの株価は今年に入り約11%下落。ブルームバーグの欧州医薬 品株指数で仏サノフィ・アベンティスに次ぐ大幅下落となっている。

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