米Eトレード7-9月期:5年ぶり赤字、貸倒引当金の増加で

米ディスカウント・ブローカー大手のEト レード・ファイナンシャルが17日発表した2007年7-9月(第3四半期)決算 は、5年ぶりに赤字となった。米住宅ローンの焦げ付き急増で不良債権の関連費 用が膨らんだためで、07年の利益見通しも下方修正した。予想平均では

純損失は5850万ドル(1株当たり14セント)と、前年同期の1億5320万 ドル(35セント)の黒字から損益が悪化。ブルームバーグがまとめたアナリス ト12人の予想平均では、1株当たり11セントの黒字が見込まれていた。

ミッチ・カプラン最高経営責任者(CEO)はここ3年間、ローン残高を3 倍にする経営方針を進めてきたが、支払いが滞る借り手の増加や住宅価格下落で それが裏目に出た。株価が下落している同社は株価騰落率で、同業大手のチャー ルズ・シュワブやTDアメリトレード・ホールディングに大きく後れを取ってい る。

Eトレードによると、今年の1株利益は75-90セントと、1カ月前に示し た1.05-1.15ドルを下回る見通し。新たな見通しは、住宅ローン焦げ付き増加が 表面化する前の昨年12月に示した予想(1.65-1.80ドル)の半分にとどまって いる。

第3四半期の貸倒引当金は1億8650万ドルだった。証券売却関連の損失は 1億9710万ドル。

一方、オンライントレードは好調で、第3四半期の取引手数料収入は前年同 期比41%増の1億8840万ドルだった。米株式相場の大幅な変動を背景に、1日 当たり平均売買件数も19万4385件と、前年同期を44%上回った。

決算は通常取引終了後に発表された。Eトレードの株価は17日、前日比23 ント(1.8%)安の12.47ドルで終了。年初来では44%下落している。

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