S&P:サブプライムとALT-AのMBS格下げ-2.7兆円相当

格付け会社スタンダード・アンド・プアー ズ(S&P)は17日、米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)とALT -Aの住宅ローンを裏付けとした証券234億ドル(約2兆7310億円)相当を格 下げした。

格下げ対象は2007年1-6月(上期)に発行された1713の証券で、一部 は最高の「AAA」の格付けを得ていた。

サブプライム住宅ローン担保証券(MBS)での損失が05、06年発行の証 券以外にも広がっていることが示唆された。S&Pは15日、05年発行のサブプ ライムMBS46億ドル相当を格下げしていた。ムーディーズ・インベスターズ・ サービスも先週、06年発行のサブプライムMBS334億ドル相当を格下げ。フ ィッチはその前週に184億ドル相当を格下げしていた。

スコット・メーソン氏らS&Pのアナリストは発表資料で「米国の住宅市 場、特にサブプライム分野は、住宅価格への下押し圧力が続き、改善する前に さらに悪化し続けると予想している」と説明した。

また、S&Pは格下げ対象と同じ時期の証券646を格下げ方向で見直して おり、数週間以内に結論を出すという。

S&Pによると、2451億ドル相当の証券については格付けが据え置かれた。

ALT-Aはサブプライムよりは信用力が高いが特別な条件を求める借り 手向けの融資で、必要書類が少ないものや元本の返済を繰り延べるものなどが ある。