10月の英中銀MPC議事録:8対1で政策金利据え置きを決定(2)

イングランド銀行が17日公表した議事録 で、今月4日に開かれた金融政策委員会(MPC)が8対1で政策金利を

5.75%に据え置くことを決めたことが明らかになった。

MPCでは利下げが検討され、デービッド・ブランチフラワー氏だけが信 用コストの増加に対応するという理由で利下げを支持した。

議事録は、「MPCは、国内総生産(GDP)の伸びに関するリスクの均衡 の変化が、即時の利下げの根拠となり得るかどうかについて議論した」としてい る。そして「英経済の力強さから始まり、信用市場の現状がインフレ見通しに及 ぼす影響も検討した」ことを明らかにした。

米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場の破たんをきっか けに借り入れコストが上昇したことに加え、インフレ率がイングランド銀行の目 安を下回っていることから、エコノミストらは英政策金利の見通しを引き下げた。 ただ、イングランド銀のキング総裁は今月、成長減速を示すより多くの兆候がそ ろわない限り、利下げに消極的であることを示唆した。

MPCは議事録で、「利下げを実施した場合、金融政策がインフレ目標達成 よりも英国の金融システム支援に重点を置いていることを示すものだとの誤解を 招きかねなかった」と指摘した。

ブルームバーグ・ニュースが9月28日に公表したエコノミスト48人を対象 にした調査によれば、11月8日に開かれるMPCで0.25ポイントの利下げが実 施されると予想したエコノミストは11人だった。8月前までは、年内に利下げ があると見込んでいるエコノミストはわずか1人だった。