ECBリープシャー氏:インフレリスクは上振れ-追加利上げ示唆(2

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバ ー、オーストリア中央銀行のリープシャー総裁は、ECBが依然として、増大し ている「重大な」インフレリスクを重視していると述べ、追加利上げを実施する 可能性を示唆した。

同総裁は16日、ウィーンでインタビューに応じ、「物価安定性へのリスクが 上振れ方向にあることは確かだ」と指摘。「重大な上振れリスクが存在する」と した上で、「原油相場の上昇も物価安定に対するこうしたリスクを増大させてい る」と述べた。

リープシャー総裁はユーロ圏経済見通しについて、「ユーロ圏の経済成長は 依然として堅調を維持していると確信している」と説明。来年の成長は「緩やか に鈍化する可能性がある」ものの、「2-2.5%」成長を保つと予想した。

同総裁は短期金融市場について、「正常な状態に戻りつつある」と述べた上 で、「戻るのは早くても来年になるだろう」と予想。金融市場混乱の経済への影 響については、判断は時期尚早との見方を示した。

リープシャー総裁は、ECB政策委員会の「全員が同じ問題を重視している わけではないし、同じ考えを持っているわけでもないことは明らかだ」と指摘。 「状況はより不透明になっており」、政策金利に関する「正しい決定を行うため にはデータの分析の際、一段と慎重になる必要がある」と話した。

また同総裁は、「混乱があるとすれば、この数週間の状況はひょっとしたら 長年経験したことのない出来事だからかもしれない」と述べた上で、「ECB政 策委員会は、今後も自分たちの決めた路線を歩むことは間違いない」と語った。

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