世界の金融システムの「集中治療は終了」-IMFのカルアナ氏

国際通貨基金(IMF)の金融・資本市 場部門責任者でラト専務理事の顧問を務めるハイメ・カルアナ氏は16日、世 界の金融システムは過去2カ月の緊張状態から回復しつつあり、リセッション (景気後退)リスクは後退したとの認識を示した。

カルアナ氏はワシントンで記者会見し、「集中治療室にいた期間は8月と 9月で終わった」とし、「状況はその後著しく改善している」と指摘。社債市 場での資金調達は回復しており、レバレッジド・バイアウト(LBO、買収先 の資産を担保にして資金を調達した買収)にも資金が戻っていると述べ、「リ セッションの脅威は弱まっている」との見方を示した。

IMFは9月24日に公表した世界の金融安定に関する報告書で、景気の 「下振れリスクは著しく高まっている」との見解を示していた。欧州政府当局 者は今月、IMFが17日公表する最新の世界経済見通しで欧州と米国の経済 成長率予想を下方修正するとの見方を示していた。