ウェルズ・ファーゴなど米地銀、融資焦げ付きで決算が予想に届かず

米地銀大手のウェルズ・ファーゴ とリージョンズ・ファイナンシャル、キーコープが16日発表した7-9 月(第3四半期)決算はいずれも予想を下回り、3行とも融資焦げ付き の拡大で今後も利益が圧迫されるとの見通しを示した。

ウェルズ・ファーゴはホーム・エクイティ・ローンや個人向け融資 の焦げ付き増加で、決算は前年同期比4%の増益にとどまったと発表し た。リージョンズの純利益は前年同期比12%増、キーコープは33%減益 となった。一方、米銀6位のUSバンコープは2.2%の減益となったが、 予想は上回った。ウェルズ・ファーゴとキーコープの株価は決算を嫌気 してここ2カ月で最大の下げとなった。

住宅市場の低迷が深刻化するなか、返済遅延が増加、ウェルズ・ ファーゴやキーコープでの貸し倒れ増加につながった。リージョンズは 不良債権の償却は「今後数四半期にわたり徐々に増加する」とみており、 ウェルズ・ファーゴのハワード・アトキンス最高財務責任者(CFO) は

住宅市場に関連した軟調が第4四半期(10-12月)の決算も引き続き 圧迫する見通しだと述べた。

KBWのアナリスト、デリック・キャノン氏は「住宅ローンのサイ クルは数四半期ではなく数年続く」と指摘。「住宅ローン市場の問題は 当分、下押し圧力となるだろう」と述べた。同氏はさらに、第3四半期 の住宅ローン評価損や貸し出し基準引き上げによる影響が決算に反映さ れるまでには、少なくとも90日はかかると付け加えた。

ウェルズ・ファーゴの7-9月期1株当たり利益は、ブルームバー グがまとめた19人のアナリスト調査の予想平均を1セント下回った。リ ージョンズの1株当たり利益は買収関連コストを除くベースで64セント と、予想を5セント下回った。

キーコープの継続事業ベースでの1株当たり利益は57セント。18 人のアナリスト調査の予想平均は73セントだった。USバンコープの1 株当たり利益は67セントと、予想を1セント上回った。

ニューヨーク市場16日終値はウェルズ・ファーゴが前日比3.9%安 の34.55ドル。リージョンズは同2.1%下落の28.53ドル。キーコープ は同5.9%安の30.44ドル。USバンコープは前日比16セント下落の

32.35ドル。