9月英インフレ率:1.8%で変わらず-06年3月以来の低い伸び(2)

英政府統計局(ONS)が16日発表した9月 の英消費者物価指数(HICP)は前年同月比1.8%上昇となった。予想に反し 2006年3月以来の低い伸びだった前月と同じ伸び率となり、3カ月連続でイング ランド銀行のインフレ目標である2%を下回った。エネルギーや衣料品の価格が下 落したことが要因。英中銀が景気下支えのために利下げをする公算が強まった。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト33人の調査中央値では

1.9%上昇と見込まれていた。9月は前月比で0.1%上昇と、エコノミスト予想の

0.3%上昇を下回る伸びとなった。

インベステック・セキュリティーズのエコノミスト、デービッド・ページ氏 (ロンドン在勤)は、「インフレが利下げの障害とはなってないようだ」と述べた 上で、「金融政策が緩和されるとすれば、それは信用収縮への懸念によるものだ」 と指摘。「早ければ11月に利下げがある」との見通しを示した。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト18人を対象に12日実施した調査で は、12人が政策金利は来年2月に0.25ポイント引き下げられると予想している。 一方、4人が今年11月の利下げを見込んでいる。

ONSによれば、ガス・電力料金と衣料品価格の低下が、牛乳やチーズ、卵を 含む食料品の値上がりの影響を抑えた。

エネルギーやたばこ、アルコール、食料品を除いたコア消費者物価指数は前年 同月比1.5%上昇と、06年10月以来の低い伸びとなった。8月は1.8%上昇だっ た。9月の小売物価指数も前年同月比3.9%上昇と、8月の4.1%上昇から伸び率 が低下した。

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