9月ユーロ圏インフレ率、前年同月比2.1%-ECB目安超える(2)

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット) が16日発表した9月のユーロ圏消費者物価指数確定値は前年同月比2.1%上昇と、 2006年8月以来の高い伸びとなった。欧州中央銀行(ECB)が目安とする2% をここ1年余りで初めて上回った。

確定値は9月28日発表の速報値と一致。8月は1.7%上昇だった。9月は前 月比で0.4%上昇した。

米住宅市場低迷による欧州の経済成長へのリスクが増す一方で、欧州の当局者 の間では、食料品とエネルギー価格の上昇がインフレ加速につながるとの懸念が強 まっている。

ウニクレディトMIBのエコノミスト、マルコ・バリ氏(ミラノ在勤)は、 「原油と食料品が大きな上振れリスクとなることから、インフレ率は向こう6カ月 にわたって2%を上回る水準で推移する」との見通しを示し、「成長の勢いが失わ れたとしても、ECBは向こう数カ月はタカ派的な論調を維持するだろう」と語っ た。

食料品価格は9月は2.4%上昇と、8月の2.1%上昇から伸びが加速した。エ ネルギー価格は9月、3%上昇と、マイナスだった8月から上昇に転じた。

一方、食料品とエネルギーを除いたコア指数は9月に1.8%上昇と、8月の

1.9%上昇から伸び率が低下した。前月比では0.3%上昇した。