米シティ:7-9月は57%減益-住宅関連の悪化は年内続くと予想

米銀最大手シティグループが15日 発表した2007年7-9月(第3四半期)決算は、純利益が前年同期比で 57%減少した。また住宅ローンの返済遅延の増加や個人客向け融資事業 の悪化は年内続く見通しだと明らかにした。

同行の資料によれば、純利益は23億8000万ドル(1株当たり0.47 ドル)と、前年同期の55億1000万ドル(同1.10ドル)から減少した。 ただブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト予想の1株当たり

0.44ドルは上回った。債券トレーディングのコストや引受業務の損失な らびに個人向け融資の不良債権化などの影響は総額約65億ドルに達した。 シティは1日に株主に対し、7-9月期は60%減益になったと説明して いた。

ゲーリー・クリッテンデン最高財務責任者(CFO)は電話会議で、 住宅ローンの返済不履行が広がっていると述べた。これを受けてシティ の株価は過去1カ月以上で最大の下げとなった。

チャールズ・プリンス最高経営責任者(CEO)は大半の事業部門 の勢いは「引き続き非常に強い」と語った。

総収入は前年同期比5.8%増の227億ドルだった。7-9月期の年 率の株主資本利益率(ROE)は7.4%と、前年同期の18.9%から低下 した。

トレーディングと投資銀行部門の収入は46億ドルだった。スミスバ ーニーのリテールブローカレージ業務を含む富裕層向け資産管理部門の 収入は35億1000万ドルだった。

シティグループは12日には、トレーディング責任者のトーマス・マ ヘラス氏(44)が退社することを明らかにするとともに、元モルガン・ スタンレー幹部で4月にシティに加わったビクラム・パンディット氏 (50)をトレーディング、投資銀行、代替投資の責任者に指名した。債 券部門幹部のランディ・バーカー氏(48)も退社すると発表した。

プリンスCEOは15日の電話会議で、取締役会は管理職の変更に関 して安心感を持っていると述べた。

シティ株価のニューヨーク時間終値は前週末比1.63ドル(3.4%) 安の46.24ドル。