エアバスがA380初納入、シンガポール航空に-当初計画から2年遅れ

欧州航空機大手エアバスは15日、本社が あるフランスのトゥールーズで記念式典を開き、新型の超大型旅客機A380の1 号機をシンガポール航空に引き渡す。

A380の納入は当初計画から2年遅れており、フランスとドイツの担当者が それぞれ別のコンピューター設計ツールを用いたことなどから開発費用も50% 増しの180億ドル(約2兆1200億円)に膨らんだ。エアバスは1号機の引き渡 しにこぎ着けたものの、納期遅れと損失を解消し、投資家の信頼を取り戻す必要 がある。

モルガン・スタンレー(ロンドン)のアナリスト、スコット・バブカ氏は 「初納入はA380のマーケティングで重要な一歩だが、これで困難を脱したわけ ではない」と指摘。「次のステップは、2010年までに年間40機のフル操業状態 の実現が可能だと証明することだ」と話した。同氏はエアバスの親会社EADS の株式の購入を推奨している。

EADS株は年初から9%下落している。前週末12日のパリ株式市場では 同社株は2.7%高の23.77ユーロとなり、7月以来の高値に戻した。米航空機大 手ボーイングの株価は、年初から9%高。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE