日本航空:客室乗務員の早期退職者を募集-次課長級は応募630人(3)

経営再建中の日本航空(JAL)は12日、 客室乗務員を対象に特別早期退職者を募集すると発表した。対象となるのは約 900人。中期経営計画に基づく人件費抑制や組織の若返りを図る一環。

客室乗務員の早期退職対象は、すでに関連会社などに転籍したものも含み、 2008年3月末時点で、管理職が54歳以上、一般職は50歳以上、またいずれも 勤続15年以上としている。退職日は来年3月末。募集期間は11月12日から 12月21日まで。

また、日航はすでに募集していた次長・課長級の早期退職に、11日現在で 約630人が応募したと発表した。目標の450人を上回っており、すでに実施し て約250人が応募した部長級と合わせると合計約880人が早期退職に応募した ことになる。

日航では今春、部長級の早期退職を募集、夏までに約250人が応募して退 職した。新たな人員削減策として9月10日からは次長・課長級を対象にした早 期退職も募集。7月には退職金の減額も提示。1カ月分の給与に若干の上乗せ をした年末一時金の条件も組合に提示している。

日航が2月6日発表した中期経営計画では、早期退職の募集や退職金の減 額、ボーナスの抑制などで連結ベースの人件費を今期500億円減額する目標を 設定。長期的な人員削減計画では2009年度までに乗務員の稼働率向上や本社間 接部門の人員10%削減などで早期退職を含め3500人を削減。前期に双日へ株 式の一部を売却して連結対象子会社から除外したJALUXのような関連事業 の再構築も含めると09年度までに4300人を削減する目標を掲げている。06年 度の連結人員は約5万3100人。

いちよし投資顧問の秋野充成運用部長は、日航の経営再建動向について「当 初思っていたより順調」との認識を示している。また、長期の投資銘柄の一つ に見直される可能性があると指摘した。

日航の株価終値は前日比4円(1.5%)安の261円。

--共同取材:小松哲也、Chris Cooper Editor:Asai

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