アジア株:下落-中国が12日中にも利上げとの観測広がる

12日のアジア株式相場は下落。中国が景気 沈静化を狙い、同日中にも利上げするとの観測が広がった。ソニーの合弁会社、 携帯電話端末メーカーのソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ の2007年7-9月(第3四半期)決算が減益だったことも嫌気された。

ソニーはここ1カ月余りで最大の下げ。中国本土と香港の主要株価指数も 下落。中国が9月の貿易黒字が大きく増加したと発表したことを受け、インフ レが加速し、中国人民銀行が利上げを余儀なくされるとの見方が強まった。

シティー・オブ・ロンドン・インベストメント・マネジメントで40億ドル 相当の運用に携わるアイバン・タム氏(シンガポール在勤)は、「中国の景気抑 制措置に対する懸念が、アジア地域全体に影響するだろう。米景気拡大が鈍化 する兆候があることから、中国が緩衝材の役割を果たしている」と述べた。

モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)ア ジア太平洋指数は日本時間午後3時58分現在、前日比1%安の168.14と、9 月18日以来の大幅な下げとなっている。

日経平均株価は前日比127円81銭(0.7%)安の1万7331円17銭で終了。 中国本土のCSI300株価指数は0.4%安、香港のハンセン指数も0.9%安と、 いずれも前日に付けた最高値から反落している。

ニュージーランドを除く大半のアジア株式市場で主要株価指数が下落。フ ィリピンとインドネシアの市場は祝日のため休場となっている。

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