ソニー株が下落、ソニエリクの四半期決算は減益-業績貢献減少(2)

ソニーの株価が下落。持分法適用会社で 世界4位の携帯電話端末メーカー、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケ ーションズの第3四半期(7-9月)決算が減益となり、成長モメンタム鈍化 が警戒されている。これを受けて、ソニーの連結業績に対する貢献度も期待ほ ど高くならないとの見方が広がってきた。

この日は一時、前日比250円(4.3%)安の5530円まで売られ、取引時間 中に4%以上下げたのは約1カ月ぶり。ブルームバーグ・プロフェショナルで ソニー株の過去6カ月間のヒストリカル・リターン・ヒストグラム(HRH)を 見ると、4%超安はマイナス2標準偏差を超えており、通常よりも大きな下げ となっている。

ソニー・エリクソンが11日発表した第3四半期決算によると、純利益は 2億6700万ユーロと、前年同期の2億9800万ユーロから減少した。売上高は 31億1000万ユーロと、前年同期の29億1000万ユーロを上回ったが、製品を 低価格帯の機種にシフトさせたことで、平均販売価格が下落し、利益水準を押 し下げた。同社の携帯電話端末の平均販売価格は1台当たり120ユーロ(約2 万円)と、前年同期の147ユーロを下回った。

調査会社SMEディレクト(ストックホルム)のまとめではアナリストは 売上高33億4000万ユーロを予想しており、発表された数字はこれを下回った。

ゴールドマン・サックス証券の藤森裕司アナリストは11日付の投資家向 けリポートの中で、ソニー・エリクソンの決算について「07年の生産台数が前 年比44%増の1億800万台から同36%台の1億200万台へと下方修正された もようなど、数量成長や利益面でピークアウト感を醸成する内容だろう」と述 べた。前年のハードルが高いとはいえ、減益決算となったのはソニーにとって 若干ネガティブとの見方を示している。

同氏の試算によると、ソニーの第2四半期(7-9月)持分法損益に対す るソニー・エリクソンの寄与分は216億円と、同氏の従来予想241億円を下回 る見通しになった。GS証券ではソニーの業績予想を微修正し、目標株価を 6800円から6500円へと引き下げた。

ソニー・エリクソンでは、マイルス・フリント最高経営責任者(CEO) が11月に退任し、後任には小宮山英樹氏が就任する。

--共同取材:Maria Fredriksson Editor:inkyo

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