ソニーFHの徳中社長:年金保険や証券仲介など新事業で企業価値向上

ソニー傘下の金融持ち株会社ソニーフィ ナンシャルホールディングス(SFH)が11日、東京証券取引所1部市場に 株式を上場した。徳中暉久社長は同日夕、記者会見し、既存3事業による金融 商品の相互販売のほか、個人年金保険や証券仲介業などの新規事業へ進出する ことで企業価値の向上を図る考えを示した。

同社株の初値は42万円と公開価格の40万円を5%上回った。時価総額は 約9000億円。市場からの資金吸収額は3480億円と、2006年11月14日にIP O(新規株式公開)したあおぞら銀行(約3800億円)以来の規模。徳中社長 は初値について「率直な気持ちとして、公募価格を上回る初値をつけていただ き、ほっとしている。マーケットからの評価を素直に喜びたい」と語った。

SFHはソニー生命保険、ソニー損害保険、ソニー銀行の3社を傘下に抱 える。2007年3月期の連結経常利益183億5400万円のうち生命保険事業が約 8割を占める。損害保険事業の割合は11.1%、銀行事業は7.3%で、収益の大 半を生命保険に頼っている。

ソニー生命は蘭エイゴンと設立した合弁会社で個人年金保険を開発・販売 する計画。2008年から新たに個人年金保険をソニー銀行やその他の金融機関の 窓口でも販売する予定。徳中社長は「IPOにより調達した資金のうち165億 円程度をこの合弁事業の資本に組み入れる」考えを示した。現時点では生命保 険契約の75%が死亡保障、25%が医療・介護などの第三分野が占める。

ソニー銀行では、資産運用ニーズに応えるために設立したソニーバンク証 券で10月から証券仲介サービスを開始する。徳中社長は「銀行と証券が一体 化して使い勝手の良いサービスをソニー銀行の顧客に提供したい」と述べた。 グループの事業ポートフォリオについては「損保、銀行の占める割合が時間と ともに大きくなっていくことを期待している」と語った。

2008年3月期の連結業績は、経常収益が前期比5.9%増の8040億円、経 常利益は同41.7%増の260億円、当期純利益は同49.7%増の150億円をそれ ぞれ見込む。1株当たりの当期純利益は7023円61銭。

--共同取材:常冨 浩太郎 Editor:Hirano(tue)

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