来週115円台までの円高リスク潜在、G7警戒-バークレイズ・梅本氏

バークレイズ銀行チーフFXストラテジス トの梅本徹氏は12日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、来週末 に7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)を控えたユーロ高の調整に加え、 米企業決算に伴いサブプライム(信用力の低い借り手向け)住宅ローン問題が 再び顕在化すれば、円に上昇圧力がかかると予想。ドル・円相場は来週1ドル =115円台まで円高が進む展開もあり得るとみている。コメントの詳細は以下の 通り。

「来週にかけては、G7もあり、ヨーロッパからのユーロ高に対する警戒 感が意識される。特にユーロは非常に高いところまできているため、調整が入 りやすい1週間になる」

「サブプライム問題を背景に8月に円が大幅に上昇したが、その後は安定 を取り戻して、5-6%円安になっている。ただ、潜在的な円高リスクはまだ あって、その一つがG7で、もう一つとして、米企業の決算発表でサブプライ ム問題を市場が意識せざるを得ない状況が考えられる」

「来週のドル・円相場は、ドル安の流れが全体にあるなか、日本の輸出業 者や投資家が、118円台は非常に警戒すると思われる。このため、同水準がなか なか抜けない状況下で、決算発表に伴うサブプライム問題の顕在化やG7など の材料で、115円台の方向にドルが下がっていく可能性が高い」