米ボーイング:787ドリームライナー納入を延期、組み立てに遅れ(3)

世界2位の民間航空機メーカー、 米ボーイングは10日、新型機「787ドリームライナー」の納期を6カ月 延ばしたことを明らかにした。部品不足と組み立て工程の遅延が理由だ という。

ボーイングの発表によると、納入は2008年11月下旬か12月に開始 される。当初目標は同年5月だった。787型の第1号機は全日本空輸へ の納入が予定されている。最初のテスト飛行は08年3月末までは実施さ れない見通しだという。

同社のドリームライナーはこれまでに700機以上(総額約1200億ド ル=約14兆1000億円)の受注を獲得している。ボーイングは米ハネウ エル・インターナショナルに発注した航空機制御ソフトウエアなどが未 完成のため、組み立て工程が滞っている。同社によると、10日発表され た納入の延期は利益には実質的な影響を与えない見通し。同社は07年度 と08年度の利益見通しを据え置いた。

民間航空機部門のスコット・カーソン最高経営責任者(CEO)は、 ドリームライナーの顧客50社のうち15社がこの納入延期の影響を受け ることを明らかにした。同CEOをはじめとする幹部は先月までは期限 通りの納入を保証していた。

米航空コンサルティング会社ティール・グループ(バージニア州) のアナリスト、リチャード・アボーラフィア氏は「これは打撃だが、今 のうちに対処して先に進んだほうが賢明だ」と指摘した。

ボーイング株価のニューヨーク市場終値は、前日比2.77ドル (2.73%)安の98.68ドル。

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