米アルコア7-9月:3.4%増益,市況改善などで-自社株買い拡大計画

アルミニウムメーカー大手の米アルコアが 9日発表した2007年7-9月(第3四半期)決算は、中国最大のアルミメーカ ー、中国アルミ(チャルコ)の持ち株売却やアルミ価格上昇に支えられ、前年同 期比3.4%増益となった。同社は自社株買いの拡大に約69億ドル(約8080億 円)を充当する可能性も明らかにした。

純利益は5億5500万ドル(1株当たり63セント)と、前年同期の5億 3700万ドル(同61セント)から増加した。一部項目を除いたベースの1株利益 はアナリスト予想を1セント下回った。売上高は前年同期比約3.2%減の73億 9000万ドル。

アルコアはチャルコ株7%を手放すことで約17億3000万ドルの売却益を確 保。部門売却やリストラ、ジャマイカでの生産減少につながったハリケーン関連 支出を補った。第3四半期のアルミ価格は平均で1トン=約2610ドルと、前年 同期を3.2%上回る水準だった。

アルコアは最大69億ドルを投じて自社株買いの対象を発行済み株式の10% から25%に拡大する計画。年初来で自社株5%を買い戻している同社は今後、 1億7400万株を追加取得する可能性がある。第3四半期には13億ドル相当を買 い戻している。

アルコアは7月、同業のカナダのアルキャンに対する買収提案を撤回した。 アルコアのアレイン・ベルダ最高経営責任者(CEO)は電話会議で、同社が現 段階で、精錬能力拡大に向けて中国や中東、北米での合弁事業に関心があること を明らかにした。全世界のアルミ需要が今年、約10%伸びる見通しも示した。

決算発表は米株式市場の通常取引終了後だった。アルコアの株価終値は前日 比1.42ドル(3.7%)高の39.72ドル。

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