米大統領選:リセッション入りの可能性、共和党の新たな懸念要因

不人気な戦争、ブッシュ大統領の低い支持率、 支持基盤の弱体化-。来年の米大統領選挙を前に共和党が抱える問題は多い。 状況はこれ以上悪化しないようにも見えるが、リセッション(景気後退)入り となれば、話はまた別だろう。

過去16年間で最悪の住宅不況や信用コストの拡大、急激な原油相場の上昇 を背景に、グリーンスパン前連邦準備制度理事会(FRB)議長からサマーズ 元財務長官までさまざまなエコノミストが、リセッション入りの可能性を警告 している。

景気減速の長期化は、共和党の政治家が有権者に誇れる数少ない功績の1 つである「ほぼ6年間続いた景気拡大」にも水を差しかねない。そうなれば、 共和党が受ける逆風は強まり、すでに同党にとってかなり難しい選挙が破滅的 な選挙に変わってしまう恐れもある。

共和党はリセッション入りの可能性を「強く」警戒すべきだと言う同党の コンサルタント、トニー・ファブリジオ氏は「共和党員の多くは、イラク戦争 の問題さえ片付けば問題はないとみているが、それは間違いだ」と指摘した。

選挙年に景気が悪化すると、現職大統領の政党はほぼ確実に苦戦を強いら れる。リセッション直後だった1958年とリセッションが終わりつつあった82 年には、民主党が議会選で大勝。大統領はともに共和党員だった。また80年の 大統領選では共和党の挑戦者だったロナルド・レーガン候補が、92年には民主 党の挑戦者だったビル・クリントン候補が、リセッションに対する国民の反発 の恩恵を受けて勝利を収めた。

-- Editor: Walczak (rdm/rxj)

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor:Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先: Catherine Dodge in Washington, at +1-202-624-1828 or Cdodge1@bloomberg.net Matthew Benjamin in Washington at +1-202-624-1971 or mbenjamin2@bloomberg.net; 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Michael Forsythe at +1-202-624-1940 or mforsythe@bloomberg.net.

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