【注目株】ソニー、信越化、JAL、関電、三菱重、IHI、郵船(2

10日の材料銘柄は以下の通り。

ソニー(6758):ゲーム部門のソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE)は9日、家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」の国 内販売価格を17日に引き下げると発表した。新価格はハードディスクドライ ブ(HDD)容量が60ギガバイト(GB、ギガは10億)の機種で5万4980 円(税込み)、20GB機種で4万4980円(同)。60GB機種は現在オープン 価格のため単純比較はできないが実質約5000円の値下げ、20GB機種も5000 円の値下げになる。

信越化学工業(4063):08年3月期の連結経常利益は前期から21%増加 し、初めて3000億円に達する見通しだと10日付の日本経済新聞が報じた。半 導体メモリーの生産に使用する主力のシリコンウエハーの販売が好調で、期初 予想を250億円上回るという。

日本航空(9205)、イオン(8267):両グループが手掛ける物品販売や旅 行ツアーの集客、マイレージポイントが貯まる電子マネーなどを軸に、広範な 業務提携を行うと発表した。物販事業を伸ばして経営再建につなげたい日航と、 イオン銀行の営業開始などで顧客の拡大と抱え込みを進めたいイオンの思惑が 一致した。

関西電力(9503):10日付の日本経済新聞は、関電が原子力発電所への 安全投資を拡大すると報じた。07年度の投資額は前年度の2倍に当たる400 億円とし、福井県内に持つ11基の原発で耐震性を高める設備補強や地盤強化 などを実施すると伝えている。

化学、製紙業界など:10日付の日本経済新聞によると、産業界は京都議 定書が定める温暖化ガス削減目標の達成に向け追加対策に動き出す。化学、製 紙、セメントなど13業界はガス削減の自主行動計画を3割弱上積みし、二酸 化炭素(CO2)換算で約1364万5000トンを追加削減する見通しだ。

三菱重工業(7011):国産ジェット旅客機として開発中の「MRJ(ミツ ビシ・リージョナル・ジェット)」に使用するジェットエンジンに、米国のプ ラット・アンド・ホイットニー社(P&W)のエンジンを採用すると発表した。

IHI(7013):11月5日に予定していた9月中間期の決算発表を延期す る。新たな日程は、決まり次第公表する。一方、IHIは大幅赤字に陥った原 因を社内調査委員会で調査中で、調査内容の検証を行う弁護士ら4人で構成す る社外調査委員会を同日付で立ち上げた。

日本郵船(9101)、新日本石油(5001):両社は船舶用C重油(バンカー 重油)の9月積み価格について合意した。原油価格の高騰を背景に、1トン当 りの価格は前月比3.6ドル(0.9%)上昇し、史上最高の421.4ドル。

東芝(6502):同社子会社で交通情報サイトを運営する駅前探検倶楽部は 9日、月末にMBO(経営陣による企業買収)を実施すると発表した。みずほ 証券系投資ファンドのポラリス・プリンシパル・ファイナンスと組んで数十億 円で買収、企業価値を高めた上で3年後をめどに株式公開を目指す。

ジーエス・ユアサ コーポレーション(6674):鉛価格が予想を上回るペー スで上昇したため製品価格への転嫁が追いつかず、9月中間期の連結営業損益 は従来計画の15億円の黒字に対して10億円の赤字に落ち込む見通しとなった。 前年同期は11億円の黒字だった。

富士エレクトロニクス(9883):8月中間期の連結純利益は前年同期比25% 減の8億8200万円。民生機器向け、各種製造装置、計測器、アミューズメン ト向けがやや低調に推移したうえ、昨年大型プロジェクトが寄与した人工衛星 向けの反動もあった。

コーエー(9654):国内で8月に発売した「BLADESTORM 百年戦争」(PS3 用)や「戦国無双2 猛将伝」(PS2用)などの新作タイトルが好調なうえ、 「無双OROCHI」(PS2用)などのリピート販売も堅調に推移。外注加工費など の原価低減も進めたことから、9月中間期の連結営業利益が前年同期比93%増 の11億円と、従来予想を5億円上回ったもよう、と発表した。

東洋炭素(5310):第1四半期(6-8月)の連結純利益は前年同期比28% 増の13億3200万円。主力の特殊黒鉛製品で太陽電池製造向けが国内外で拡大 したほか、エレクトロニクス分野の伸びも寄与した。中間期の連結純利益予想 は21億5000万円と従来予想を据え置いた。中間期計画に対する進ちょく率は 62%。

ミドリ薬品(2718):8月中間期の連結業績が従来計画を下回ったもよう、 と発表した。純利益は従来予想よりも8600万円少ない前年同期比85%減の 1300万円になる見通し。天候不順により売上高が伸び悩んだほか、新規出店費 用や改装費が膨らんだ。さらに、閉店諸費用を特別損失に計上したことが利益 を押し下げた。

ユニー(8270):9日発表した8月中間期決算によると、連結純損益は前年 同期の45億円の黒字から47億円の赤字に転落した。総合小売業のユーストア や専門店のさが美で減損損失が増加したことが響いた。小売業界では厳しい競 争が続くとみており、08年2月期の連結純利益は前期比53%減の44億円を予 想している。

セントラル警備保障(9740):08年2月期の連結純利益予想を前期比3%増の 9億5000万円に増額修正。従来予想は9億2000万円と小幅減益を見込んでい た。機器工事収入、臨時警備の増加などで売上高が計画を上回って推移してい るうえ、コスト削減効果も予想以上に出ている。また、人員採用が一部下期に ずれ込んだことも、利益を押し上げる要因。

創建ホームズ(8911):子会社の創建ハウス(旧社名エヴァソンマッコイホ ームズ)が債務超過に陥っていることから8月中間期に特別損失を計上し、連 結純利益は前年同期比48%減の3億1200万円に落ち込んだ。08年2月期末の 配当予想も、従来の1株当たり3500円から3000円(前期実績3000円)に減額 することも決めた。

サイゼリヤ(7581):新規出店効果や既存店の売上高の伸びが寄与し、07年8 月期の連結純利益は前の期比24%増の44億円になった。営業外収益に通貨ス ワップ取引の時価評価益5億8000万円計上したことも、利益を押し上げた。 08年8月期は前期比4.3%増の46億円を計画している。

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