イオン銀行、10月中の開業目指す-銀行の営業免許予備審査が終了(2)

総合スーパー国内最大手イオンは5日、子会 社の「イオン総合金融準備」(東京都江東区)が金融庁へ5月に申請していた銀 行の営業免許予備審査について、同日終了したとの通知書を受け取ったと発表し た。これを受け、「イオン総合金融準備」は商号を「イオン銀行」へ変更するこ とを決議し、直ちに同庁へ営業免許を申請した。イオン銀行は営業免許の取得を 前提に10月中の営業開始を目指す。

イオンはまた、イオン銀行が同日、第三者割当増資240億円を実施すること を決議したと発表した。払込期日は19日。イオンを筆頭にみずほコーポレート 銀行や三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行など17社が出資する。増資により資 本金162億5000万円、資本準備金を加えると計300億円となり、同行はイオン の連結子会社から持ち分法適用関連会社となる。

イオン銀行の会長には、旧大蔵省出身で国民生活金融公庫前副総裁の原口恒和 氏、社長にはみずほコーポレート銀行出身の片岡正二氏が就任する。

窓口重視の総合金融サービス

事業計画では、5年後に300万口座を獲得し、預金残高で6500億円以上を 目指す。イオングループの大型ショッピングセンター内に5年で60店以上の有 人店舗を設置、住宅ローンや投資信託など幅広い金融商品を販売するほか、AT M(銀行自動預け払い機)は2000台以上を置く。イオン独自の電子マネー「ワ オン」も使えるキャッシュカードを発行する。

小売業からの銀行参入は2001年のセブン&アイホールディングスのセブン 銀行に続くが、両社の経営モデルは異なる。セブン銀行はコンビニエンスストア 最大手の「セブンイレブン」内に設置するATMの出入金サービスを事業の軸と している。これに対し、イオン銀行は窓口販売を重視し、証券や保険なども取り 扱う総合的な金融サービスを提供していく方針。

イオンの5日の株価終値は前日比49円(3.0%)高の1672円。

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