米住宅建設企業が死に物狂いで物件売却-債務抱え各社の実態は赤字か

米住宅建設2位のD.R.ホートンは、当初 34万9800ドル(約4070万円)で売れなかったサンディエゴの寝室1部屋のコ ンドミニアムを最終的に37%値引いて競売にかけた。

住宅用不動産市場が1930年代以降で最悪の低迷に見舞われるなか、年間売 上高が約110億ドルのD.R.ホートンや、同業のホブナニアン・エンタープラ イゼズは最悪の選択肢に直面している。売れるならどんな価格でも売却すると の選択肢だ。

エージェンシー・トレーディング・グループのアナリスト、アレックス・ バロン氏は住宅建設業界について、「死に物狂いになっているが、一部はそれ でも売却できないだろう」とみる。「住宅サイクルの現局面で抱えている債務 が大き過ぎれば、その重荷から抜け出すのは困難だ」と語った。

ジョン・バーンズ・リアル・エステート・コンサルティングのジョン・バ ーンズ社長によれば、住宅建設企業の収益は土地代に左右される。5年にわた った住宅ブームの2005年ピーク時以前に購入した土地に住宅を建設すれば収支 は依然として黒字を確保できるものの、10%でも価格が下がれば利益が吹き飛 ぶ可能性があるという。

バーンズ社長は「全社とも赤字になっている」と指摘。「各社とも粗利益 率で説明するため、利益が出ているように聞こえるだけだ」と語った。

住宅建設大手15社は2009年までに返済期限を迎える債務計77億5000万 ドルを抱え、債務保証を取引するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS) 市場では、ジャンク(高リスク・高利回り)債並みに取り扱われている。

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