コンテンツにスキップする

ヤフーが9カ月ぶり5万円、新興ネット株回復-モルS証格上げ(2)

ポータル(玄関)サイト国内最大手のヤフ ーの株価が4営業日続伸し、一時3.7%高の5万800円とほぼ9カ月ぶりに5 万円台を回復。長期低迷していたインターネット関連企業の反発傾向が鮮明に なりつつある中、モルガン・スタンレー証券が4日付でヤフーの投資判断を 「買い」に引き上げており、株価水準の修正期待が一段と高まった。

午前終値は前日比250円(0.5%)高の4万9250円。取引時間中の株価5 万円の大台回復は1月4日以来となる。

モルガン・スタンレー証券は4日付で、ヤフーの投資判断を従来の「イコ ー ルウエート(中立)」から「オーバーウエート(買い)に引き上げた。ま た、目標株価も4万7000円から6万4000円に上方修正。

同証の根間尚志アナリストは投資家向けリポートの中で、評価理由として 「バナー広告に底打ちの兆し」「検索広告関連事業を手掛けるオーバーチュア (東京都港区)買収による検索連動型広告の拡大」「個人の嗜好にあわせた行 動ターゲティング広告による市場の拡大期待」「提携する他社サイトの拡大も 評価」――の4点を挙げている。

髙木証券投資調査部の勇崎聡次長は、きょうの上昇は「レポートがきっか けとなっているようだ」と指摘。その上で、「ライブドアショック以来低迷し ていた新興市場がようやく息を吹き返えそうとしているが、そのためには、新 興市場の中心的なポジションを占めるインターネット業界の回復がまず必要 だ」との認識を示した。また勇崎氏は、「国内のネット業界ではヤフーが中心 であり、ヤフーを筆頭に業界全体の見直しの機運が高まりつつある、このレポ ートはそれを裏付ける意味でもタイムリーなもの」と評価した。

モルガンSではネットサービスの業界判断も上げ

モルガン・スタンレーの根間氏は同時に、ネットサービス業界の投資判断 も、バナー広告に底打ちの兆しが見え始めたとして「コーシャス」から「イン ライン」に引き上げた。レポートでは同業界は最悪期を脱し拡大に向けたと指 摘している。

同レポートで取り上げられたネット銘柄は5日、それぞれ上昇している。 国内最大SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を運営するミク シィは14万円(13%)高の121万円、ネット上でオークションやショッピン グサイトを運営するディー・エヌ・エーは同7000円(1.2%)高の59万7000円、 楽天は同700円(1.4%)高の4万9700円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE