中国からの輸入食材、品質検査強化が必要-5日公表の米議会報告書

米議会は最新の報告書で、同国政府当局が 中国からの輸入食材の品質検査を強化すべきだとの考えを示した。中国国内の 規制の緩さや密輸入者の暗躍が品質基準違反につながっていると説明してい る。

5日公表される報告書の中で、米下院エネルギー・商業委員会の調査担当 者は、米消費者に届く前に現行よりも強化された品質検査が行われるべきだと 主張。報告書は、調査担当者が中国で食の安全に関する政策がどのように運営 されているかについて、現地を視察した上でまとめられた。

ジョン・ディンゲル米下院議員(民主党、ミシガン州)など一部議員は、 今年中国から輸入された汚染された海産物や歯磨き粉、ペットフードなどが米 国内で流通するのを未然に防げなかったとして、米食品医薬品局(FDA)を 批判した。FDAが検査しているのは輸入食材の1%未満に過ぎない。

エネルギー・商業委の委員長を務めるディンゲル議員は「今回の報告は、 現行の輸入条件の下では中国からの輸入食品が米国の消費者にとって『明白か つ現在の危険』であることを初めて確認するものだ」と指摘。「無節操な国内 の輸入業者と、増え続ける輸入で機能不全となっている規制システムに、大き な責任がある」と述べた。

2007年財政年度(06年10月-07年9月)に米国は、中国から3410億ド ル(約39兆7000億円)相当を輸入、前年度は2750億ドルだった。

FDAは食品の品質検査の強化を検討しており、今後数週間のうちに計画 を公表する予定だ。また、ブッシュ政権の作業部会は今月、すべての輸入品に 関する安全性強化に向けた計画を発表する予定になっている。

ワシントンにある在米中国大使館の報道官に電話取材を試みたが、これま でのところ応答は得られていない。

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