米ベアーS:「嵐を乗り切る」、外部からの資金注入は必要ない(2)

米証券大手ベアー・スターンズの幹部は4 日のニューヨークでの投資家向け説明会で、同社が「嵐を乗り切る」と言明し、 外部からの資金注入は検討していないことを明らかにした。

アラン・シュワルツ社長は米連邦公開市場委員会(FOMC)が9月18 日に利下げを実施して以来、「状況は良くなっている。流動性が改善してい る」と述べた。

ベアー・スターンズは成長よりもリスク管理を重視する方針を表明。6- 8月期(第3四半期)決算が過去10年で最大の減益となったことを踏まえ、 「一方向だけの大規模な投資」を避けていることも明らかにした。住宅ローン 担保証券(MBS)市場で16億ドルの損失を出した傘下のヘッジファンド2 本の救済を同社が発表したことが、信用市場混乱の発端となった。

ジェームズ・ケイン最高経営責任者(CEO)は「ベアー・スターンズが 嵐を乗り切り、より強く、より多角化され、より偉大な組織として復活するこ とを確信している」と語った。さらに「外部による資本注入は考えていない」 と述べた上で、「地理的および戦略的な価値」がある場合は提携を検討すると の考えを示した。

ベアー・スターンズの株価は年初来22%安と、米5大証券で最も悪い。