ゴールドマン傘下の「財界御用達」成田ゴルフ再生法-負債431億円(3)

民間調査機関の帝国データバンクによると、「財 界御用達ゴルフ場」と言われた成田ゴルフ倶楽部(千葉県成田市)が3日、東京地裁 に民事再生法の適用を申請した。負債は431億円。来場者数が低迷する中で一部会員 から預託金償還請求を受けたのが背景としている。帝国データによると、成田ゴルフ の営業は2006年春にゴールドマン・サックスグループに譲渡されている。

帝国データのサイトによると、成田ゴルフは、高級ゴルフクラブを維持するため メンバーが少なく、会員権も高額で販売が計画通りに進んでいなかった。利用者が減 る中で2007年9月には預託金償還請求を受け、対応が困難になったとしている。

06年には営業譲渡によりゴールドマン・グループが「成田ゴルフに100%出資し た」(松本弘子ゴールドマン・サックス証券報道担当)。帝国データによると、1981 年設立の成田ゴルフは83年にゴルフ場経営に乗り出した。創設メンバーには証券や銀 行、上場ゼネコンのトップが名を連ねて「財界御用達」として知られていたという。

ゴルフ専門誌を発行する一季出版の田中龍朗常務は、成田ゴルフの民事再生法申 請について「業界関係者が想定していたことで、負債総額は別にして取り立てて言う ほどのものではない」と冷静な見方を示した。他のゴルフ場運営会社への影響もほと んどないと指摘している。

成田ゴルフの磯曜士郎支配人は電話インタビューで、「会員の方々にご迷惑をか けて申し訳ない」と述べた。今後はゴルフ場のグレードを維持しながら再生に取り組 む方針としている。

調査機関の東京商工リサーチのサイトによると、成田ゴルフの債権者説明会は15 日午後6時から九段会館(千代田区)で開催の予定。

ゴールドマンはゴルフ場運営会社のアコーディア・ゴルフも買収しており、アコ ーディアは06年11月に東証1部へ株式を公開した。他のゴルフ関連企業では、パシ フィックゴルフグループインターナショナルホールディングス(PGGIH)、ゴル フダイジェスト・オンライン、SRIスポーツなどが株式を上場している。

--共同取材 東京 日向貴彦 Editor :Okubo(ush)

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