アジア株:上昇、M&A期待広がる-MSCI指数は最高値の勢い

3日のアジア株式相場は5営業日続伸。銀行 や証券株が高くなった。米シティグループが、傘下の日興コーディアルグルー プを完全子会社化すると発表したことで、米住宅ローン関連の損失で打撃を受 けた金融市場が回復するとの期待が広がった。

日興コーディアルが値幅制限いっぱいまで上げたほか、野村ホールディン グスも高い。台湾の金融サービス最大手、国泰金控は2カ月ぶり高値となった。

プレジデント・インベストメント・トラスト(台北)で14億ドル相当の運 用に携わるビッキー・シエ氏は、「最近の金融市場の混乱が、合併を通じ拡大を 目指す企業の株式に投資するチャンスを生み出した。投資家は買収案件を手掛 かりと見なし、投資機会を探るべきだ」と述べた。

モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)ア ジア太平洋指数は日本時間午後3時8分現在、前日比1.2%高の168.15。前 日までの4営業日の上昇率は4.8%。このままいけば再び最高値を更新する。

日経平均株価は前日比153円11銭(0.9%)高の1万7199円89銭で終了。 シンガポールのストレート・タイムズ(ST)指数と香港のハンセン指数が最 高値を更新する勢いとなっている。インドのセンセックス30種株価指数も上昇。 中国本土と韓国の株式市場は祝日のため休場。