豪ウエストパック銀が住宅ローンのラムズ救済へ-店舗網取得,資金供与

オーストラリアの銀行4位、ウエストパッ ク銀行は2日、同国の住宅ローン会社、ラムズ・ホーム・ローンズ・グループ の支店網を引き継ぎ、同社に15億豪ドル(約1540億円)の資金を提供するこ とで合意したと発表した。ラムズは7月に新規株式公開(IPO)したばかり だが、その後2カ月で短期資金借り換えに失敗している。

ウエストパック銀の発表文によると、同行はラムズの92店舗を1億4000 万豪ドルで買収し、将来のローン債権を引き受ける。一方、ラムズが発表した 別の資料によると、同社は145億豪ドルのローンを残したまま、上場を維持す る。

ラムズの株価は7月27日の上場以来、約70%も下落。米国のコマーシャ ルペーパー(CP)に資金調達全体の40%以上を依存する同社は、世界の信用 収縮のあおりを受け、61億豪ドルの短期資金借り換えに失敗した。

ウォレス・ファンズ・マネジメント(シドニー)で1億3300万米ドル相当 の運用に携わるマイケル・バーチ氏は、「ラムズの今後のローンと顧客を1億 4000万豪ドルで取得するウエストパックには良い取引だ。ラムズの時価総額は 2億6000万豪ドル程度だからだ」と語った。

今回の合意で、ウエストパック銀の住宅ローン事業は10%拡大する。同行 の株価はシドニー時間午前11時26分(日本時間同10時26分)現在、前日比

2.7%高の29.26豪ドル。ラムズは0.14豪ドル安の0.71豪ドル。

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