肥満と喫煙が米国の医療費押し上げ、米肥満者の割合は33%-大学調査

米国人は欧州人と比べ、肥満と喫煙を原因と する予防可能な慢性疾患で治療を受ける確率が高いことが、米アトランタのエ モリー大学の最新調査で明らかになった。

医療専門誌「ヘルス・アフェアーズ」のウェブサイトに2日公表された同 大学の調査によれば、50歳を超える人々の間で、米国は西欧の主要10カ国より、 心臓病と高血圧、関節炎、太り過ぎの割合が高かった。米国人の肥満の人の割 合は33%と、西欧10カ国の17%を大きく上回っているという。

この調査を主導したケネス・ソープ教授は、米国人の肥満傾向を変えなけ れば、当局が医療コストを抑制することはできないと指摘。税制や農業政策を 含めた多角的なアプローチだけが、抑制できる方法だろうとしている。同教授 は、1960年代に約50%だった喫煙率を約20%に引き下げた事例を挙げ、これに 倣い、さまざまな取り組みが必要だとの考えを示した。

米国の1人当たりの医療費は6037ドル(約70万円)と、世界最高。欧州 で最高のスイスの4045ドルよりも5割多いという。調査対象となった西欧10 カ国での最低はスペインの2099ドル。