米ゴールドマン、ファースト・データの社債10億ドル相当購入

高利回り債調査会社KDPインベストメン ト・アドバイザーズによると、米投資銀行ゴールドマン・サックス・グループ はレバレッジド・バイアウト(LBO)の対象となったファースト・データの 社債10億ドル(約1160億円)相当を購入した。

この社債はペイ・イン・カインド(PIK)債の形をとる。スタンダード・ アンド・プアーズ(S&P)の情報部門レバレッジド・コメンタリー・アンド・ データによると、表面利率11.5%、2016年償還の社債の利回りは同年限の米国 債に695ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上乗せした水準で決まっ た。ファースト・データ傘下のニュー・オマハ・ホールディングスが社債を発 行した。投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)はクレジット カード決済大手のファースト・データを260億ドルで買収した。今回の起債は 買収代金調達の一環。

ゴールドマンなど銀行6行は、LBO向けの協調融資を取りまとめ、9月 27日に94億ドル相当を販売した。引受団はほかに、主幹事のシティグループと クレディ・スイス・グループに加え、英HSBCホールディングスと米リーマ ン・ブラザーズ・ホールディングス、メリルリンチ。

銀行団はファースト・データに20億ドルの融資枠を提供しており、2008年 には90億ドル相当のジャンク(高リスク・高利回り)債を発行する計画。

PIK債は途中で金利を支払うかわりに追い貸しを自動的にする仕組み債。 KDPのアナリスト、ジャスティン・モンティス氏は、ゴールドマンの購入は 出資の一種だと話した。