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【個別銘柄】IHI、三菱自、ユニデン、いちよし、鉄鋼、三菱UFJ

1日の日本株市場における主な材料銘柄の 値動きは次の通り。

IHI(7013):ストップ安(値幅制限の下限)となる80円安の281円 で売り気配。プラントの欠陥発生などでエネルギー・プラント事業が大幅赤字 となり、今期(08年3月期)の連結業績予想を大幅下方修正。市場予想を大き く下回ったことから、業績の先行きを警戒した売りが優勢となっている。アナ リストからは投資判断や目標株価の格下げが相次いだ。

三菱自動車(7211):5.7%高の185円と大幅続伸。先週末午後の取引時 間中に2007年9月中間期の業績予想の上方修正を発表した。これを受けて株 価が急伸、その流れが週明けの取引でも続いている。出来高は5500万株を超 え、東証1部で1位。

ユニデン(6815):急反発し、11%高の842円で午前の取引を終えた。海 外生産の効率化やデジタル家電などの伸びが見込まれるとして、今期(2008年 3月期)の連結営業利益が前期の約7倍に達する見通しと一部で伝わったこと を受け、投資家からの買いを集めた。

ポケットカード(8519):6.2%安の453円と大幅続落。2008年2月期 (通期)の連結純利益が従来の28億円から12億円になる見通しと発表。貸金 業法の改正により貸出上限金利の引き下げが決まり、過払金返還請求に備えた 引当金を積み増したことが判明したため、業績の先行きが不透明感になったと して、売り圧力が高まった。

いちよし証券(8624):16%安の1029円と急落。9月中間期の連結純利 益予想を前年同期比41%減の9億8500万円(従来予想は16億5900万円)に 下方修正したことを受けた動き。クレディ・スイス証券は投資判断を「オーバ ―パフォーム」から「中立」に引き下げ、目標株価も従来の2100円から1150 円に下げている。

三益半導体工業(8155):5.6%高の2725円。第1四半期(06年6-8 月)の単独業績は、純利益が前年同期比57%増の13億8400万円となるなど、 大幅な増収増益を達成した。主力の半導体材料加工が伸びるほか、機械商事部 門も堅調に推移する。11月中間期の業績計画に対する進ちょく率も売上高以下 の各項目で5割超に達している。

新日本製鉄(5401)や住友金属工業(5405):新日鉄が0.5%安の823円、 住金は0.9%安の664円。取引開始前に発表された日銀企業短期経済観測調査 (短観、9月調査)では、大企業・鉄鋼の業況判断指数(DI)がプラス34 と前回6月調査から4ポイント悪化した。

日立ソフトウェアエンジニアリング(9694):3.2%安の2120円と続落。 2085円まで下げ、9月26日に付けた年初来安値2080円まであと5円に接近す る場面があった。持ち分法適用会社であるアイネス(9742)の業績不振による 特別損失計上が響くとして、今通期(2008年3月期)の純利益を大幅に下方修 正したことを受け、投資家からの売りを集めた。アイネスは13%安で東証1部 の下落率3位。

三菱UFJフィナンシャルG(8306):5%高の1060円。9月30日を効 力発生日として1対1000の株式分割を実施、100株を1単元とする単元株制度 を新たに導入したことに伴い、9月21日以来の売買再開。株式分割で最低投 資金額が従来の100万円台から10万円台に低下し、投資家層拡大が期待され たほか、「売買停止中にほかの銀行株が上昇した分を取り戻している」(大和 証券SMBCエクイティ・マーケティング部の高橋和宏部長)とされた。

赤城水産(2878):19%高の178円。ジャパンフードシステム(神奈川県 鎌倉市)が行う株式公開買い付け(TOB)に賛同の意を表明すると発表した ことを受けた動き。Jフードでは赤城水産株を1株180円で買い付けるとして おり、これにさや寄せする株価推移となっている。

帝国ホテル(9708):ストップ安となる1000円安の6930円で売り気配。 不動産最大手の三井不動産(8801)が筆頭株主になるとの観測を受けて株価の 上昇が続いていた中、先週末に両社が正式に発表したことを受け、売りが殺到 した。同社株は9月20日終値の5590円から前週末の同28日に付けた8000円 まで、わずか5営業日で43%上昇していた。

リンガーハット(8200):0.3%安の1422円と小幅続落。2007年8月中間 期の連結純損益が従来の3000万円の黒字から一転し、2億2200万円の赤字な ったもようと発表。テレビ広告などにキャラクターの「ちゃんぽんちゃん」を 登場させ、販売のてこ入れを目指したものの、売り上げ低迷が続いた。中間期 の赤字は2期連続で、収益回復の遅れが嫌気されている。

エルゴ・ブレインズ(4309):9.7%安の262円。大阪証券取引所は9月 28日、流動性の低下を受けて29日からエルゴブレの株式を監理ポストに割り 当てると発表した。改善されなければ上場廃止となる可能性があるため、売り 圧力が強まっている。

アドバンスト・メディア(3773):8.0%安の6万5800円。主力の音声認 識システム関連の販売不振に加え、取引先の業務停止で売掛債権が取り立て不 能になったことも響くとして、9月中間期と08年3月期通期の連結業績予想 を下方修正。通期の最終損益は29億1100万円の赤字(従来予想は8億1600 万円の赤字)に拡大する見込み。

南海電気鉄道(9044):1.2%安の341円。前週末の午後取引時間中に発 表の2008年3月期の業績予想で、連結純利益は前期比70%増の106億円にな る見通しとし、従来予想の80億円から上方修正した。この発表を受け、前週 末は急伸したが、この日は買いが続かず売りに押される展開。

スター・マイカ(3230):3.9%安の17万4000円と、4営業日ぶりに大 幅反落。主力の中古マンション流動化事業が伸び、第3四半期まで9カ月(06 年12月-07年8月期)の累計業績は好調だった。ただ、好業績を先取りする 形で直近に買い進まれていたほか、通期計画が変更されなかったこともあり、 ひとまず売りが先行した。

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