米国株(31日):上昇、大統領のサブプライム借り手救済表明を好感

米株式相場は上昇。月間ベースでは 5月以来初めて上昇して引けた。ブッシュ米大統領とバーナンキ米連邦 準備制度理事会(FRB)議長が、信用市場の損失に米景気拡大が圧迫 されることを防ぐ意向を表明したことが強材料となった。

住宅金融大手のファニーメイ(米連邦住宅抵当金庫)と米証券最大 手のゴールドマン・サックス・グループが高い。ブッシュ大統領がサブ プライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンの借り手を救済する意向 を示したことが好感された。また、バーナンキ議長が個人消費と経済成 長に与える打撃を抑えるため、「必要に応じて行動する」と発言したこ とが好感され、消費関連株は過去3週間で最高値に上昇した。

S&P500種株価指数終値は前日比16.35ポイント(1.1%)高の

1473.99。ダウ工業株30種平均は119.01ドル(0.9%)上昇の13357.74。 ナスダック総合指数は31.06ポイント(1.2%)高の2596.36となった。

ワッデル・アンド・リード・アセット・マネジメントのハンク・ハ ーマン最高投資責任者(CIO)は、「ブッシュ大統領が住宅市場を支 援する発言をし、バーナンキ議長が必要な場合には連邦準備制度は対応 する準備があると示唆したことから、同じ場所で2回稲妻が走ったよう なものだった」と述べた。さらに、「この両方の発言が緊張状態にあっ た市場に鎮静剤となった」と指摘した。

S&P500種は週間ベースでは0.4%安、ダウ平均は同0.2%下落し た。一方、ナスダックは週間ベースで0.8%上昇した。3指数ともに、 月間ベースでは1%以上の上昇となった。

ブッシュ米大統領は31日、サブプライム住宅ローンの借り手が返済 遅延で住居を失うことのないよう支援する意向を示し、乱用的貸し出し への取り締まり強化を表明した。

バーナンキ議長講演

バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は31日、カンザス シティー連銀がワイオミング州ジャクソンホールで主催した年次シンポ ジウムで講演。住宅リセッションの深刻化が個人消費と経済成長に与え る打撃を抑えるため、「必要に応じて行動する」と表明した。

S&P500種業種別で金融株からなる指数は前日比1.5%上昇した。

住宅建設業者が堅調

住宅建設業者はブッシュ大統領発言を受けて上げた。住宅建設大手 のレナーや住宅建設大手のD.R.ホートンが堅調に引けた。

ニューヨーク証券取引所の騰落比率は約7対1。ニューヨーク証券 取引所(NYSE)の出来高概算は14億株と、1日当たりの3カ月平均 を20%下回った。9月3日はレーバーデーの祝日で米株式市場は休場。

米商務省が31日に発表した7月の個人消費支出(PCE)は前月比 で0.4%増加。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想 中央値(0.3%増)を上回った。前月は0.2%増と速報値の0.1%増から 上方修正された。

住宅ローン大手アクレディテッド・ホーム・レンダーズ・ホールデ ィングは上昇。米投資会社ローン・スター・ファンズは、アクレディテ ッドに対し2億1400万ドル(約248億円)の新買収額を提示した。

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