インド:農業生産や電力の不足、インフラの不備が成長抑制も-中銀

インド準備銀行は30日、農業生産や電力、 港湾設備の不足がインフレを引き起こし、アジア4位の同国経済の成長を抑制す る可能性があるとの見解を示した。

同中銀は6月30日までの1年間に関する年次報告書で、「インフレは主 要な下振れリスクとなり得る」と指摘。「農業生産の不足やインフラの不備によ る供給逼迫(ひっぱく)から、インフレ圧力が強まる一方で、今後の成長が抑制 される可能性がある」と説明した。

インドのシン首相は今月、農業生産の拡大に向けた60億ドル(約7000 億円)規模の投資計画を発表。同国の電力供給と輸送網の改善を目的とする投資 も進める意向だ。これはインフレを政府目標の4%を下回る水準に抑え、消費需 要を持続するのに有効とみられる。

中銀によれば、原油や金融資産、不動産の値上がりもまたインフレ押し上 げ要因となる可能性がある。インドのインフレ率は既に主要な新興市場国や先進 諸国の水準を上回っている。

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