興銀第一ライフ小出氏:過剰流動性の一因に日銀の低金利政策-水野氏

【記者:亀山律子、吉川淳子】

8月31日(ブルームバーグ):興銀第一ライフ・アセットマネジメントの小 出晃三チーフエコノミストは31日、ブルームバーグ・ニュースのインタビュー で、日本銀行の水野温氏審議委員の30日の発言についてコメントした。主な内 容は以下の通り。

水野氏の発言のポイントについて:

「三つポイントがあるが、一つ目は、サブプライムローンに端を発して市場 が揺れているが、それで直ちに日銀の物価の予測を変える必要はない。二つ目は、 市場の混乱がどのような収束を迎えるのかは、パニックが収まればいずれ落ち着 くのではないか、という方向感を出した」

「三つ目は、日銀が低金利政策を長く続けたことが、過剰流動性を生んでサ ブプライム問題の一つの背景になったのではないか、ということだ。三つ目のポ イントが、水野さんが一番力を込めて言ったことだと思う」

水野氏の景気の見方について:

「景気については堅調だという判断を重ねて示して、CPI(消費者物価指 数)もごく緩やかであるが、前年比で上昇傾向に転じていくという見方を示し た」

水野氏の政策委員の中の役割について:

「中長期的な経済の安定をおもんばかって、足元の物価とか経済の細かい指 標よりもむしろ中長期的な視点を大事にした方が良いという日銀の第二の柱に、 できるだけウエートを置いて物を見ていこうという立場を出している」

水野氏の円キャリー取引の見方について:

「第二の柱に基づいて中長期的な安定を損ねると心配していたのはまさにこ のことで、図らずも立証された、とかなり強いトーンで話していた」

--共同取材 君塚靖 Editor:Ozawa

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 吉川淳子 Junko Kikkawa +81-3-3201-7302 jkikkawa@bloomberg.net 東京 亀山律子 Ritsuko Kameyama +81-3-3201-7441 rkameyama@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 yok

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