米S&P社長が辞任-サブプライム関連証券格付けへの非難強まる

米格付け会社スタンダード・アンド・プアー ズ(S&P)は30日、キャスリーン・コーベット社長が辞任し、後任にデブ ン・シャーマ氏を充てる人事を明らかにした。サブプライム(信用力が低い個人 向け)住宅ローンを裏付けとする証券への格付けをめぐり、S&Pなど格付け各 社に対する風当たりが強くなるなかでの社長交代となった。

S&Pの親会社、マグロウヒルの発表資料によると、シャーマ氏(51)は 2006年11月以来、S&Pの投資サービスおよびグローバルセールスの執行副社 長を務めていた。マグロウヒル広報担当のスティーブン・ワイス氏は、コーベッ ト氏の退任理由は家族と過ごす時間を増やすためだとし、現在の信用市場混乱に おけるS&Pとの役割とは無関係だと述べた。

マグロウヒルの株価は、サブプライム住宅ローン問題が市場に及ぼす影響が 懸念され、年初から26%下落している。米上院銀行住宅都市委員会のドッド委 員長(民主、コネティカット州)は30日、信用力が低い人を対象とした住宅ロ ーンを裏付けとする債券の格付けが高く、過去10年で最高の債務不履行(デフ ォルト)率を反映していなかった理由についての説明を格付け各社に求める考え を示した。

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