ベアーSのヘッジファンドの破産裁判,判事は米訴訟からの保護拒否

米証券会社ベアー・スターンズのヘッジフ ァンドの破産をめぐり、米裁判所は30日、ケイマン諸島が資産清算の法管轄地 として適切ではないとの判断を示し、米国での訴訟からファンドを保護すること を拒否した。

ニューヨークの米連邦破産裁判所のバートン・リフランド判事は、ベア ー・スターンズの2本のファンドは米国外で清算する外国企業を援護することを 目的とした連邦破産法の条項による保護を受ける資格がないとの判断を示した。 同判事は、ファンドが米国での清算や再編を申請すれば、自動的に米国での訴訟 から保護されると指摘した。

リフランド判事は意見書で「ケイマン諸島とファンドの関係は、ファンド がそこで法人登録しているという点のみだ」として、ファンドの資産の大半は米 国内にあると指摘した。

ベアー・スターンズはケイマン諸島で破産申請し、米国では連邦破産法15 条の適用を申請した。ケイマン諸島で資産清算を進めるため、「海外が主体とな る手続き」という15条適用の要件を満たすと主張していた。リフランド判事は その議論を退け、ファンドに対する米国での訴訟禁止の要請も拒否した。

ブレースウェル・アンド・ジュリアーニの金融再編グループの弁護士、カ ート・マイヤー氏は「裁判所のこの決定が言っていることは基本的に、苦境に陥 ったヘッジファンドが破産法15条を利用することはできないということだ」と 述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE