ジーエヌアイの佐保井社長:アジアは大きなニッチ市場、日・中を意識

遺伝子ネットワークといわれるゲノム解 析技術を活用してアジアに患者の多い疾患を標的にしたゲノム創薬活動を行っ ているジーエヌアイが31日、東証マザーズに上場する。上場を前にブルーム バーグテレビとのインタビューで、佐保井久理須社長は、中国の高い成長率や 日本の高齢化社会を考えるとアジアは極めて大きなニッチ市場であると述べ、 今後の事業戦略などについて次のように語った。

事業内容について:

「アジアに多い薬品を開発している。日本の大手製薬メーカー、欧米もそ うだが、歴史的には規模的に大きい欧米市場を狙って開発してきた。一方で、 中国の急成長率や日本の高齢化社会ということで、日・中を見たほうがいいと 意識している」

アジアに多い病気とその市場規模について:

「残念ながら大手メーカーは胃がんとか食道がんとかに対する開発が欧米 での規模から見ると遅れてきている。あと肝臓、肝硬変というのが大変大きな 問題。C型肝炎は特に日本で問題になっている。東洋人、アジア人は極めて大 きなニッチ市場であると意識している」

放射性肺炎や特発性肺線維症の治療薬である新薬を開発しているが、それを含 め開発品目が収益に貢献してくる時期について:

「グーバンという1つの製品については幸いなことに販売許可を得ていて、 今販売している。今度は開発中の新薬F-647に期待している。これは第2相臨 床試験がまもなく終わるころに入ったので、これが販売できる時期に合わせて 黒字転換に向かっていく形になる」

開発途上の製品を他社に売却やアウトライセンスする可能性について:

「中国会社を買収はしたが、売却は目的ではない。自社のバリューチェー ンで、特に中国・日本で自社の力でマーケットに入っていきたい」

「アジア人の病気のために頑張っていきたいと思うので、自社として販売 までこのネットワークでやりたい。欧米に関しては、逆にライセンスなり、共 同開発といったルートで同じ薬品を開発していきたい」

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