豪ドル,NZドルが下落:豪ファンド破産申請でキャリー取引巻き戻し

30日の外国為替市場では、豪ドルとニュ ージーランド(NZ)ドルが対円で下落している。サブプライム(信用力の低い 個人向け)住宅ローンの焦げ付きで打撃を受けたオーストラリアのヘッジファン ドが破産法の適用を申請したことから、低金利の日本で借りた資金で購入された 高利回り資産の売りに拍車が掛かった。

キャリートレードの2大人気通貨だった豪ドルとNZドルは、米住宅危機 を受けた株安と高リスク資産離れを背景に、過去1カ月の下落率が主要16通貨 の中で最大となっている。豪ベーシス・キャピタル・マネジメントが傘下の「ベ ーシス・イールド・アルファ・ファンド」の清算許可を申請したことから、信用 不安が再燃した。

カスタム・ハウス・グローバル・フォーリン・エクスチェンジのチャール ズ・ウィギンズ氏は、「新たなヘッジファンドが、豪ドルとNZドルの売りを招 いている」と述べ、「こうしたファンドが相次いで出てきており、サブプライム 市場関連リスクがどの程度大きいのか、実際には誰にも分からない」と指摘し た。

豪ドルはシドニー時間午前10時(日本時間同9時)現在、1豪ドル=94 円84銭。ニューヨーク時間前日遅くは95円47銭だった。米ドルに対しては、 1豪ドル=0.8193米ドル。前日は0.8218米ドルだった。

NZドルは1NZドル=81円47銭と、前日の82円33銭から下落。米ド ルに対しては1NZドル=0.7039米ドルと、前日の0.7088米ドルから値下が りしている。