8月のドイツ失業者数:1万5000人の減少-失業率は9.0%(2)

ドイツ連邦雇用庁(FLO)が30日に発表 した8月の雇用統計によると、失業者数(季節調整済み)は前月比で1万5000 人減と、19カ月連続のマイナスとなった。金融市場の混乱が経済成長を脅かす なか、失業者の減少がドイツ経済を支えている。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト32人の調査中央値では、 3万人減と見込まれていた。8月の失業者数は376万人となった。

8月の失業率(季節調整済み)は9.0%と、前月から横ばい。エコノミスト 予想は8.9%だった。

独コメルツ銀行のチーフエコノミスト、ヨルグ・クレーマー氏(フランクフ ルト在勤)は、「労働市場は蒸気機関車のようだ。一方向に突進して脱線するこ とはない」と述べた上で、「現在の金融危機はドイツ経済に直接影響しない」と の見方を示した。

企業は工業製品需要に対応するため、雇用を増やしている。ドイツ連邦統計 庁(FSO)によれば、6月の製造業の雇用は前年同月比1.6%増の522万人と なった。賃金は前年同月比で3.6%増加した。

ドイツ経済技術省は6日、6月の製造業受注が前月比で4.6%増と、約2年 ぶりの高い伸びになったと発表した。一方、同月の鉱工業生産は予想外の0.4% 減となり、4-6月期の成長率鈍化の要因となった。4-6月期の成長率は

0.3%と、1-3月期の0.5%を下回った。

ドイツのグロス経済技術相は23日、2007年4-6月期成長率は1-3月期 から減速したものの、4-6月期の成長率は「堅調なファンダメンタルズ(経済 の基礎的諸条件)のダイナミズム」を示していると述べた。