仏BNPパリバ:ファンド2本の凍結を解除、資産価値下落は小幅

フランスの銀行最大手BNPパリバは29 日、先に解約を停止した3本の投資ファンドのうち2本の凍結を解除した。同社 は米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連の損失が信用市場の 混乱につながった結果、保有資産の価値を評価できないとして、7日にファンド の解約や新規投資受け付けを停止していた。

BNPの29日の発表によると、「BNPパリバ・ABS・ユーリボー」 ファンドの資産価値は7日以来0.97%下落。「BNPパリバ・ABS・イオニ ア」は1.78%下落していた。

同社は、下落幅が小さかったことで「大半が『AAA』または『AA』格 付けであるこれらの資産が、デフォルト(債務不履行)発生や格下げに見舞われ なかったことが確認された」と述べている。

BNPがファンドを凍結したことを受けて、欧州や米国の株価は下落。そ の後、短期金利急上昇で欧州中央銀行(ECB)が流動性を供給するなど波乱が あった。

BNPは、ファンドへの新規投資や解約を停止した判断に「不透明なとこ ろは一切なく、投資家の利益を保護するものだった」と述べた。3ファンド合わ せた運用資産は7月27日時点で約20億ユーロ(約3180億円)だった。凍結 時には16億ユーロに減少していた。

凍結が解除された2ファンドの価値は現時点で8億6700万ユーロとされ ている。BNPは30日に第3のファンド「パーベスト・ダイナミック・AB S」の凍結を解除し、ルクセンブルク時間31日午後6時(日本時間9月1日午 前1時)以降にファンドの純資産額を発表するという。

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