NZドル:下落、1週間ぶり安値-信用懸念受けたキャリー取引解消で

29日の外国為替市場で、ニュージーランド (NZ)ドルは1週間ぶりの安値に下落。世界的な信用状態を背景に、投資家は 円で借り入れた資金で購入した高利回り資産を売却している。

信用収縮を受けたキャリートレードの巻き戻しが進むなかで、NZドルは8 月、主要16通貨で最も下落率が大きくなっている。信用収縮で銀行の利益が圧 迫されるとメリルリンチが指摘し、米金融株が売られたことを受け、NZドルは この日、対円で2週間ぶりの大幅下落となった。

ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジー責任者、ニック・ベネンブローク氏 は「投資家は現在株安を受け、NZドルを売って円を買う動きを強めている。こ れは自然な対応だ」と述べた上で、「投資家は再び神経質になっており、NZド ル安につながっている」と指摘した。

NZドルはウェリントン時間午前11時50分(日本時間同8時50分)現 在、米ドルに対して1NZドル=0.6910米ドルと、アジア時間前日の0.7148米 ドルから下落している。

対円では4.7%安の1NZドル=78円69銭と、アジア時間前日遅くの82円 59銭から下落。下落率は16日以来で最大となった。月初来では14%下落してい る。