サブプライムMBSのリスクが上昇-変動金利型ローンの見直しで

サブプライム(信用力の低い個人向け) 住宅ローン担保証券(MBS)の債務不履行リスクを示す指標、ABX指数が 低下している。変動金利型ローンの見直し(リセット)により、支払いが困難 になっているためだ。指数低下は証券の値下がりを示唆し、リスク意識の高ま りを示す。

ワコビアによると、2005年下半期に組成されたABX指数採用20証券の 基になるローンで、7月の返済後、60日以上の遅延、抵当差し押さえ、借り手 の銀行破たんに陥っている比率は17.5%と、6月の15.65%から上昇した。 06年下半期に組成されたローンも14%が同様の状態に陥っている。

2005年に組成されたローンは金利の見直しが始まりつつあり、借り手が 支払う金利は通常、少なくとも3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイン ト)は上昇する。JPモルガン・チェースなどのアナリストによると、数十行の 住宅金融機関が破たんし、融資基準が厳格化するなか、月々の返済額を減らす ための借り換えは困難になっている。

05年下期に組成された格付け「BBBマイナス」を取得した証券に基づ くABX指数は27日に2%低下し、53.16と過去最低を記録。類似の証券に 基づく指数も同様に低下した。

クレディ・スイス・グループによると、2005―06年に組成されたサブプ ライム住宅ローンでは変動金利型が全体の80%を超えており、1999年の 52%を大きく上回っている。

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